【11月2日 AFP】(更新)過去のセクハラ疑惑が大きな注目を浴びていたマイケル・ファロン(Michael Fallon)英国防相が1日、辞任した。英議会で次々と明るみに出ているセクハラ疑惑をめぐり、政治家が辞任したのは初めて。

 ファロン国防相は、テリーザ・メイ(Theresa May)首相に宛てた手紙で「過去数日間、国会議員に対する疑いが次々と浮上しているが、それには私自身の過去の行為も含まれる。その多くは虚偽だが、私が光栄ながらも代表する国防軍に要求される高い水準に及ばなかったことが過去にあった事実を受け入れる」として、辞任を表明。一方で、議員辞職はしない意向を示した。

 ファロン氏は今週これに先立ち、2002年に政治記者のひざに手を置いたことについて謝罪していた。メイ首相は、国会議員のセクハラ疑惑が相次いで浮上していることを受け、議員の行動規範の厳格化を求めている。(c)AFP