平昌五輪で懸念される北朝鮮の脅威、大会組織委会長は「大げさ」と一蹴
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■ワイルドカード(特別参加枠)
韓国では1988年にソウル五輪が行われ、2002年には同国延坪島(Yeonpyeong Island)で南北海軍による軍事衝突が発生しながらも、サッカーW杯日韓大会を無事に開催。今月行われた国連(UN)総会では、「五輪停戦」の決議案が採択された。
北朝鮮政府は核や弾道ミサイルの実験を繰り返して国連安全保障理事会の制裁決議に反発してきたが、李会長は今回の状況とは「まったく違う」という認識を示しており、「北朝鮮の決議違反は特定国を対象にするものだったが、今回何かを起こせば、それは世界中を敵に回すことになる」と述べた。
李会長は今回の取材を終えてギリシャへ向かい、オリンピア(Olympia)のヘラ(Hera)神殿で行われた採火式で太陽光によって点火された聖火を受け取った。聖火は平昌五輪の開幕式まで100日となった今月1日に韓国に到着し、北朝鮮および非武装地帯(DMZ)に位置する板門店(Panmunjom)を避ける形で、2018キロメートルにわたるリレーが開始された。
風力発電遅滞が点在する人里離れた平昌で行われる冬季五輪に、北朝鮮が参加する可能性は現在も不透明な状況となっている。同国は1988年のソウル五輪をボイコットしており、政府としても最終決断には至っていない。
平昌五輪の出場権を獲得した北朝鮮の選手は、これまでフィギュアスケートのペア2人のみとなっており、来年1月までにクロスカントリースキーとスピードスケートのショートトラックの選手が予選に臨むことになっているが、出場権を手にする可能性は低いとみられる。
李会長によれば、こうした状況を受けてIOCでは、各国際競技連盟(IFs)と協議を行い、北朝鮮がワイルドカード(特別参加枠)で大会に参加できるようにしていくとみられている。