【10月28日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)、ヒューストン・テキサンズ(Houston Texans)のボブ・マクネア(Bob McNair)オーナーが27日、国歌演奏時に膝をついて抗議運動をする選手に関し、リーグ側は「囚人に刑務所を管理させてはならない」と発言したことについて謝罪した。

「ESPNマガジン(ESPN The Magazine)」によると、問題となっている同オーナーの発言は、国歌演奏時の抗議運動によって生じる商業的懸念を話し合うために行われた18日のオーナー会議で飛び出したという。

 マクネアオーナーは声明で「あの表現を使ったことを後悔している」「誰かを攻撃する意図は全くなかったし、自分のチームの選手を意味したわけでもない。言葉のあやであり、文字通り受け止められるはずではなかった」と述べた。「自らの選手やリーグをあのように思ったことは一度もないし、私の発言によって不快な気持ちになったすべての人に謝罪する」

 しかしながら米スポーツ専門チャンネルESPNは27日、今回の発言を受けたテキサンズの選手数人がストライキを検討していると匿名の情報として報じており、NFLプロボウル(NFL Pro Bowl)に輝いた実績を誇るWRデアンドレ・ホプキンス(DeAndre Hopkins)ら10人は同日の練習を欠席している。(c)AFP