【10月23日 AFP】かつてイタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)でプレーしたサッカー元ジョージア代表のカハ・カラーゼ(Kakha Kaladze)氏が22日、同国で行われた首都トビリシ(Tbilisi)の市長選で当選した。ジョージアの選挙管理委員会は、21日に行われた選挙で同氏の得票率が51パーセントを記録したと発表している。

 ジョージア代表で主将を務めた実績を持つ39歳のカラーゼ氏は、母国のディナモ・トビリシ(Dinamo Tbilisi)やウクライナ1部リーグのディナモ・キエフ(Dynamo Kiev)でプレーした経歴を持ち、2001年から2010年まで在籍したミランでは、計2度の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)制覇を経験している。

 カラーゼ氏は2012年にセリエAのジェノア(Genoa CFC)で現役を引退すると、その後は政治家に転身。当時のミヘイル・サーカシビリ(Mikheil Saakashvili)大統領に勝利した富豪のビジナ・イワニシビリ(Bidzina Ivanishvili)元首相の下では、エネルギー相を務めた。

 カラーゼは2001年に実の弟が身代金目的で誘拐されていたが、その5年後に弟は遺体で発見された。(c)AFP