【10月17日 AFP】男子テニスの最新世界ランキングが16日に発表され、上海マスターズ(2017 Shanghai Rolex Masters)を制したロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が、王者ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)との差を縮めた。

 ナダルに次ぐ2位につけるフェデラーは、上海マスターズのタイトルでその差を400ポイント以上減らしたため、世界ナンバーワンとしてシーズンを締めくくる可能性を依然として残している。

 15日に行われた同大会決勝では、フェデラーが周囲の予想に反してナダルを6-4、6-3と一方的な形で下し、イワン・レンドル(Ivan Lendl)氏に並ぶツアー通算94度目の優勝を飾った。通算タイトル数では、ジミー・コナーズ(Jimmy Connors)氏が109個で歴代1位に立っている。

 一方、上海でベスト4に進出したマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)は自己最高となる4位を記録。またファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)は19位に入り、3年ぶりのトップ20復帰を果たしている。

 来月に英ロンドン(London)で行われるシーズン最終戦、ATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals 2017)の出場権争いでは、現時点でナダル、フェデラー、アレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)、ドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)の4人が大会への切符を手にしている。

 最新のATPランキングは以下の通り。

1位:ラファエル・ナダル/1万465ポイント

2位:ロジャー・フェデラー/8505ポイント

3位:アンディ・マレー(Andy Murray、英国)/5290ポイント

4位:マリン・チリッチ/4505ポイント

5位:アレクサンダー・ズベレフ/4400ポイント

6位:ドミニク・ティエム/3935ポイント

7位:ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)/3765ポイント

8位:グリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)/3590ポイント

9位:スタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)/3450ポイント

10位:ダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)/2885ポイント

15位:錦織圭(Kei Nishikori)/2475ポイント

(c)AFP