【10月15日 AFP】17-18イングランド・プレミアリーグは14日、第8節の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)とマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)の一戦は0-0のスコアレスドローに終わった。

 ユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督率いるリバプールは、これで公式戦最近8試合でわずか1勝となったが、ハーフタイム前後にジョエル・マティプ(Joel Matip)とエムレ・ジャン(Emre Can)がゴールに迫り、気持ちの良い午後に光明の見えた試合になった。

 対するユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は、この日はおなじみの受け身の戦術に回帰し、チームが放った枠内シュートはわずか1本に終わった。これまでマンチェスター・シティ(Manchester City)と並ぶリーグトップの勝ち点を挙げていたユナイテッドだが、これで首位争いから一歩後退した。

 モウリーニョ監督は「ユルゲンが動くのを待っていた。攻撃の選手を残したまま、ダニエル・スターリッジ(Daniel Sturridge)やドミニク・ソランケ(Dominic Solanke)を入れるのを待っていたが、彼は中盤の強度を保つ交代を行った」と説明した。

「きょうは相手の中盤がこちらの中盤を上回っていた。アンデル・エレーラ(Ander Herrera)とネマニャ・マティッチ(Nemanja Matic)を使っていて、ベンチには違いを作れる選手がいなかった。後半は少しチェスのようだった。相手は隙を見せず、勝つのは難しかった」

 アンフィールド(Anfield)でのライバル対決が2試合連続のスコアレスドローに終わったことで、ユナイテッドはリバプール戦の無敗を7試合に伸ばし、勝ち点7差を保ったが、一方で8節終了時点でのクラブ最多勝ち点を更新することはできなかった。

 一方、リバプールの指揮官就任2周年を望んでいたような形で祝うことはできなかったクロップ監督は、ブレンダン・ロジャーズ(Brendan Rodgers)前監督が8節で解任されたときを1ポイント上回る勝ち点しか今季ここまで獲得できていない。

 主力選手の一人であるサディオ・マネ(Sadio Mane)を負傷で起用できなかったクロップ監督は「相手は勝ち点1を取りに来て、そして目的のものを手に入れた。もちろん、リバプールでああいったプレーは認められないが、マンチェスター・ユナイテッドならOKだ」とコメントした。(c)AFP