【10月13日 AFP】北朝鮮北東部の豊渓里(Punggye-ri)にある核実験場付近で13日未明、マグニチュード(M)2.9の地震が発生した。同実験場では先月3日に北朝鮮が通算6回目となる過去最大の核実験を行ったばかりだが、韓国気象庁によると、今回の揺れは自然地震とみられる。

 米地質調査所(USGS)によると、地震が発生したのは午前1時41分(日本時間同)で、震源は豊渓里実験場の北方、震源の深さは約5キロ。自然地震か人為的な理由によるものかは現時点で不明としている。

 しかし、韓国気象庁はウェブサイトで「自然地震によるものと分析される」と発表。主だった被害は出ていないとの見方を示した。

 豊渓里実験場の近くでは先月23日にもM3.5の揺れが観測されており、地震学者や国連(UN)関係者は核実験の影響で発生した自然地震との見方を示していた。(c)AFP