【10月12日 AFP】パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス(Mahmud Abbas)議長が今後1か月以内に、イスラム原理主義組織ハマス(Hamas)が実効支配するガザ地区(Gaza Strip)を10年ぶりに訪問することが分かった。アッバス議長率いるファタハ(Fatah)の幹部が12日、明らかにした。

 ガザ地区のファタハ幹部はAFPに対し、アッバス議長が「1か月以内にガザ入りする」と明かした。ハマスとファタハはエジプトの首都カイロ(Cairo)で会談し、和解することで合意に至ったとしている。

 アッバス議長の訪問は、ファタハが2007年にハマスによってガザ地区を追われ、ハマスが実効支配を開始して以来初となる。(c)AFP