【10月13日 MODE PRESS WATCH】「ロジェ ヴィヴィエ(Roger Vivier)」が、2018年春夏コレクション「Think inside the box」を発表した。

 クリエイティブ・ディレクター、ブルーノ・フリゾーニ(Bruno Frisoni)が手がけるインスタレーションは、「ロジェ ヴィヴィエ」のアイコニックなスタイルに一石を投じるとともに、今日の現代アートシーンで人気のトレンドである新感覚の没入体験を融合させたもの。現代アーティスト トム・サックス(Tom Sachs)によるロゴを扱った一連の作品に着想を得て、ブランドのロゴを現代的な手法で解釈し直し、装飾の一つとして新たな形で提案した。

(c)Roger Vivier

 今シーズンを代表するシューズ「ショックヒール」は、ブランドの独自性や魅惑と革新を表すクラシックなシンボル。タイムレスな美しさからインスピレーションを得てデザインされており、一筆で描かれたヒールはなだらかな曲線だ。カラーは鮮やかなロジェヴィヴィエ レッドで、筆記体で書かれたロゴは、つま革にエンボスされている。エッジの効いたミュールスタイルの新作は、人気を集めそうだ。「ラベル ヴィヴィエ」ラインのシューズは、1960年代のヴィヴィエのパッケージに使われていた17世紀の絵画の額装風のロゴを再編し、デザインしたもの。一体化したこれらのダイナミックな要素は、新しいスニーカーのシンボルになりそうだ。

(c)Roger Vivier

 台形のシェイプと端正なラインが特徴のバッグ「ヴィヴ カバ」は、パリジャンシックを気取れる都会的でフェミニンなスタイル。2018年春夏カラーとして登場するのは、ボーイフレンドスタイルのシャツにインスパイアされ、ナチュラルなラフィアのキャンバス地にレザーでストライプを描いたモデル。ブランドに最も古くから伝わるアイコニックなバックルが、金具を覆うレザーフラップの上で緩やかに弧を描く。フランス流のエレガンスと、ブランドの根底に流れる研ぎ澄まされた芸術的感性を感じる新作の発売が待ち遠しい!

■関連情報
・ロジェ ヴィヴィエ 公式HP:www.rogervivier.com
(c)MODE PRESS