■「本当の危険」と常に隣り合わせ

 米写真通信社「VII」は、アルカディ氏を支援しアドバイスするために、何年にもわたって指導を行ってきたと話す。

 しかしスミス氏は、アルカディ氏が拷問の現場に立ち会うべきではなかったとの考えを述べ、そして時に、記者や写真家がどうしようもない絶望的な状況に置かれてしまうことがあると説明した。

「そういった人たち(取材対象)と一緒にいると、『君らがやってることには賛成できない』などと言うことは難しい。彼らの中に混じり、目立たないように行動して、最後には一緒になって酔っ払ってしまうことだってある」

 なぜならこうした取材現場が、「頭に銃弾を打ち込まれ道路脇に捨てられるという本当の危険」と常に隣り合わせであるからだと改めて説明した。(c)AFP/Séverine ROUBY / Taimaz SZIRNIKS / Fiachra GIBBONS