【10月9日 AFP】2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)アフリカ3次予選は8日、グループEの1試合が行われ、イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)でプレーするモハメド・サラー(Mohamed Salah)が終了間際にPKを決めたエジプトが、コンゴ共和国を2-1で破り、本大会出場を決めた。

 ホームのアレクサンドリア(Alexandria)で行われた試合で、エジプトは後半にサラーの得点で先制したものの、コンゴ共和国のアルノル・ブカ・ムトゥ(Arnold Bouka Moutou)に同点ゴールを許し、残り2分で試合を振り出しに戻された。しかし、引き分けではロシア行き決定に届かないエジプトは攻め続け、終了間際に得たPKでサラーが相手GKの逆を突くキックを決めた。

 この結果、前日ガーナと引き分けた2位ウガンダとの勝ち点差が1試合を残して4に広がり、逆転の可能性がなくなった。史上最多7回のアフリカ王者に輝いた実績を持つエジプトは、W杯予選で幾度も涙をのんできたが、 アウェーのウガンダ戦で敗れはしたものの、コンゴ共和国に2勝、ホームでガーナとウガンダを破るなど勝ち点12を積み重ね、ついに1990年のイタリア大会以来となる本大会出場を決めた。

 アフリカ予選では、前日の試合でザンビアに1-0で勝利したグループBのナイジェリアがW杯出場を決めている。ナイジェリアはプレミアリーグのアーセナル(Arsenal)でプレーするアレックス・イウォビ(Alex Iwobi)が決勝点を挙げた。

 グループAではチュニジアとコンゴ、グループCではモロッコとコートジボワールが出場を争っている。セネガル、ブルキナファソ、カボベルデ、南アフリカの入ったグループDでは全チームに突破の可能性が残されている。各チームが1位をかけて争う最終節は11月に行われる。(c)AFP