【10月7日 AFP】男子テニス、楽天ジャパンオープン(Rakuten Japan Open Tennis Championships 2017)は6日、シングルス準々決勝が行われ、長身ビッグサーバーのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)は11本のサービスエースを決めるなど、ライアン・ハリソン(Ryan Harrison、米国)に6-2、6-0で快勝し、準決勝に駒を進めた。

 過去にケン・ローズウォール(Ken Rosewall)氏、ジョン・マッケンロー(John McEnroe)氏、ピート・サンプラス(Pete Sampras)氏、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)といった数々の名選手がタイトルを獲得している同大会に第1シードとして出場しているチリッチは、この試合で21本中20本のファーストサーブをポイントにつなげたほか、一度もブレークチャンスを与えず、世界ランキングでははるかに格下のハリソンをわずか52分で退けた。

 今年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)決勝ではフェデラーに敗れたものの、準優勝に輝いたチリッチは、準決勝でアドリアン・マナリノ(Adrian Mannarino、フランス)と対戦する。マナリノは同日の準々決勝で杉田祐一(Yuichi Sugita)に6-2、6-4で勝利した。

 今大会では第3シードのミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)が、自身いわく「難しく不満だらけの一年」を象徴するかのようにふくらはぎを痛めて途中棄権したため、準決勝で敗退した前回大会よりも上を目指しているチリッチの決勝進出への道はさらに大きく開かれている。

 一方、前回大会の準決勝でチリッチを破っている第4シードのダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)は、リシャール・ガスケ(Richard Gasquet、フランス)を7-5、6-2で破っており、決勝で対戦する可能性が残っている。

 来月行われる国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2017)決勝のフランス対ベルギーの前哨戦となったこの試合では、第1セットでゴフィンが3-5と追いこまれてセットを失うかと思われたものの、元世界ランク7位の強豪を相手に3度のセットポイントをしのぎ、第8シードのディエゴ・シュワルツマン(Diego Schwartzman、アルゼンチン)との準決勝に進出した。

 シュワルツマンは、今大会で快進撃を続けていた世界46位のスティーブ・ジョンソン(Steve Johnson、米国)をストレートで下した。ジョンソンは1回戦で第2シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)を撃破するなど、今大会では最大の台風の目となっていたが、この日の試合ではシュワルツマンに17回もブレークチャンスを握られ、苦戦を強いられた。(c)AFP