【10月6日 AFP】2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)南米予選は5日、各地で行われ、アルゼンチンは0-0でペルーと引き分け、本大会出場へ窮地に立たされた。

 ブエノスアイレス(Buenos Aires)にペルーを迎え入れたアルゼンチンは、ポゼッションで相手を圧倒しながらも再び決め手に欠き、10日に行われる最終節を前に自動出場権獲得圏内から漏れた。

 アルゼンチンは、FCバルセロナ(FC Barcelona)のリオネル・メッシ(Lionel Messi)がチームメートの好機を演出したり、後半にポストをたたいたりするなどゴールに迫ったが、最後までネットを揺らすことはできなかった。

 南米予選では、4位までに本大会の出場権が与えられ、5位のチームは11月に行われるニュージーランドとのプレーオフに回ることになっているが、W杯で2度の優勝経験を誇るアルゼンチンはこの日の結果を受けて6位に沈んでいる。

 それでも3位のチリから7位のパラグアイまでの勝ち点差はわずかに2となっており、10日の結果次第では結末が大幅に変わることも想定されるが、3戦連続ドローとなったアルゼンチンは得失点差を伸ばせずにいる。

 アルゼンチンの最終戦は、空気が薄いキト(Quito)で行われるアウェーのエクアドル戦だ。アルゼンチンは、同地で行われたW杯予選直近3戦の成績が2敗1分けとなっているだけでなく、最後に勝利を飾ったのは2001年と非常に苦手としている。

 最終節ではペルーとコロンビアの直接対決が控えるため、アルゼンチンは仮にこの日の試合に勝利すれば、今予選を最低でも5位で終えられるはずだった。