【10月9日 CNS】世界銀行(World Bank)が4日に発表した最新報告書の中で、2017年度中国の経済成長率は6.5%から6.7%に伸びるだろうと予想している。

 中国政府は2017年初め、同年の経済成長率の目標を6.5%程度に定めていたが、上半期で成長率はすでに6.9%まで達成している。

 世界銀行が発表した『アジア太平洋地区経済展望』報告の中で、2018~19年の中国経済の成長は安定傾向になり、バランスを取り戻すことで投資や外部の需要に対する依存も次第に減少し、今後はより内需と消費に牽引されていくだろうと予測している。

 その他の関連機関も、2017年の中国経済の成長速度予測を報告している。アジア開発銀行(Asian Development BankADB)は、今年の経済成長率について、6.7%まで実現すると予想している。当初予測は6.5%だった。米シティバンク(Citibank)による中国の第2四半期、第3四半期の成長予測では、直前に発表した数字(第2四半期:6.5%、第3四半期:6.4%)をそれぞれ6.7%、6.6%まで上方修正しており、2017年のGDP成長予測値も6.6%から6.8%まで修正している。ASEANと中・日・韓3か国によるASEAN+3マクロ経済リサーチ・オフィス(AMRO)も、2017年の中国経済の成長率は6.8%に達するだろうと見込んでいる。

 世銀はこのほか、マレーシアやタイなどの2017年経済成長速度も予測している。中国を含めた東アジアや太平洋の経済発展が進む地域の2017、18年の経済成長率はそれぞれ6.4%、6.2%に上方修正されている。外部環境が改善されたおかげで、大口取引商品の価格が緩やかに回復したことと強い内需によるもので、同地区の経済展望は依然として安定成長しつつ前進しているが、貿易保護主義による制限規制や国家の政治問題(紛争、戦争)などを含めたリスクにも少なからず直面することになると分析している。(c)CNS/JCM/AFPBB News