【10月3日 AFP】17NFLは2日、第4週の1試合が行われ、カンザスシティ・チーフス(Kansas City Chiefs)は新人キッカーのハリソン・バッカー(Harrison Butker)が試合時間残り4秒の場面で43ヤードのフィールドゴール(FG)を決める活躍をみせるなど、ワシントン・レッドスキンズ(Washington Redskins)に29-20で勝利し、今季無敗を守った。

 NFLデビュー戦に臨んだバッカーは、第2クオーターに最初のFGを外したものの、第3クオーターの終了間際に17-17の同点に追いつく26ヤードのキックに成功。第4クオーターでは、試合時間残り4分55秒に3点を勝ち越す32ヤードのFGを決めた。

 対するレッドスキンズは、試合時間残り47秒でダスティン・ホプキンス(Dustin Hopkins)が40ヤードの同点FGを決めて20-20の同点に追いついたものの、チーフスもQBアレックス・スミス(Alex Smith)が6プレーで50ヤードを前進させ、バッカーの後半3本目となるFGで勝ち越しに成功した。

 レッドスキンズは最後の1プレーに懸けたものの、ラテラルパスがファンブルになると、ルーズボールをリカバーしたチーフスのLBジャスティン・ヒューストン(Justin Houston)に13ヤードのファンブルリターン・タッチダウンを許し、この試合最後のプレーでとどめを刺された。

 ラン獲得ヤードでリーグトップに立つチーフスのRBカリーム・ハント(Kareem Hunt)は、7-10で折り返した後半に78ヤードの距離を稼ぐなど、21回のランで合計101ヤードを獲得。QBスミスも第3クオーターに自ら1ヤードのタッチダウンランを決めて、チームにこの試合初めてのリードをもたらすなど、37本中27本のパスを成功させて合計293ヤードを記録した。

 対するレッドスキンズは、QBカーク・カズンズ(Kirk Cousins)が2本のタッチダウンパスを決めるなど24本中14本のパスを成功させ、220ヤードを記録した。

 この日の試合開始前には、1日夜に米ラスベガス(Las Vegas)のコンサートで発生した銃乱射事件の犠牲者に対する黙とうが行われた。国歌演奏時には、レッドスキンズの選手がチームメートと腕を組み、チーフスの選手はマーカス・ピータース(Marcus Peters)とケネス・アッカー(Kenneth Acker)がベンチに座っていたのを除き、全員が起立した。(c)AFP