【10月3日 AFP】テニス、中国オープン(China Open 2017)は2日、女子シングルス1回戦が行われ、大会第1シードのガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)はウイルス感染による体調不良のため、第2セット途中で棄権した。

 大会前から体調面に問題を抱えていたムグルサは、ノーシードのバーバラ・ストリコバ(Barbora Strycova、チェコ)を相手に第1セットを1-6で落とすと、第2セット0-2となった場面でメディカルタイムアウトを要求。コートサイドで脈拍を測った末に棄権を決断した。

 ムグルサは試合後、自身はこの日の大会初戦へ向けて練習もできない状態だったが、前週の武漢オープン(Wuhan Open 2017)で準々決勝敗退に終わっていたため、試合に臨むことを決めたと明かした。

 今年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)を制した23歳のムグルサは「北京(Beijing)に来てからまったくプレーできていなかった。理由は分からないけど、武漢でウイルスに感染した」と説明した上で、「大会が始まる前に棄権したくなかった」と語った。

 勝利したストリコバは、2回戦でユリア・ゲルゲス(Julia Goerges、ドイツ)と顔を合わせる。

 直前に行われた試合では、第15シードのスローン・スティーブンズ(Sloane Stephens、米国)も予選勝者のクリスティーナ・マクヘイル(Christina McHale、米国)に3-6、0-6で敗れ、こちらも初戦敗退となった。

 現在24歳のスティーブンズは先月の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2017)で自身初の四大大会(グランドスラム)タイトルを獲得したが、武漢オープンに続いて初戦突破を逃す結果となった。

 同日行われた男子シングルス1回戦では、第5シードのロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut、スペイン)が6-1、6-3で張択(Ze Zhang、中国)を退けた一方、第4シードのパブロ・カレーニョ・ブスタ(Pablo Carreno Busta、スペイン)は0-6、4-6でスティーブ・ダルシ(Steve Darcis、ベルギー)に敗れている。(c)AFP/Peter STEBBINGS