【10月2日 AFP】2年に1度開催される米国選抜と世界選抜による男子ゴルフの対抗戦、第12回プレジデンツ・カップ(2017 The Presidents Cup)は1日、米ニュージャージー(New Jersey)州ジャージーシティー(Jersey City)のリバティ・ナショナル・ゴルフクラブ(Liberty National Golf Club)で最終日のシングルス12試合が行われ、米国選抜が19-11で7大会連続10度目の優勝を飾った。

 この日最初の試合でケビン・チャッペル(Kevin Chappell)がマーク・リーシュマン(Marc Leishman、オーストラリア)と引き分けて0.5ポイントを獲得した米国選抜は、キム・シウ(Si Woo Kim、韓国)と対戦したダニエル・バーガー(Daniel Berger)が3ホールを残して3アップとリードした時点で勝利を確定した。

 対する世界選抜は、キムが2アンド1でバーガーに敗れるまで、ジェイソン・デイ(Jason Day、オーストラリア)がチャーリー・ホフマン(Charley Hoffman)、松山英樹(Hideki Matsuyama)がジャスティン・トーマス(Justin Thomas)にそれぞれ勝利して追い上げを見せていた。

 敗れた世界選抜のニック・プライス(Nick Price、ジンバブエ)主将は「米国選抜は圧倒的だった」「彼らは信じられないようなゴルフをして非常に手ごわかった。特に劣勢に回されているときは見ていられなかった」とたじたじだった。

 一方、前日までに行われたフォアサム18試合とフォアボール4試合で世界選抜にわずか2勝しか許さず、最終日に必要なポイントをわずかに1としていた米国選抜のスティーブ・ストリッカー(Steve Stricker)主将は「彼らはものすごい勢いと自信をもってここにやって来た」などと話し、選手たちを称賛した。

 また、この日はドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領も出席し、米国男子ゴルフツアー(US PGA Tour)のジェイ・モナハン(Jay Monahan)コミッショナーやティム・フィンチェム(Tim Finchem)前コミッショナーらと14番ホールのグリーンにあるクラブハウスから優勝を見届けた。(c)AFP/Rebecca BRYAN