【10月2日 AFP】17F1第15戦マレーシアGP(Malaysian Grand Prix 2017)は1日、決勝が行われ、レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が優勝を飾った。

 セパン・インターナショナル・サーキット(Sepang International Circuit)で行われたこの日のレースでは、2番グリッドを獲得していたフェラーリ(Ferrari)のキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)がエンジントラブルでスタート直前にリタイアを余儀なくされた。

 3番グリッドからのスタートとなったフェルスタッペンは、ピットストレートで2位に立つと、4周目ではポールポジションのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)をオーバーテーク。そこからは危なげない走りを披露し、自身20歳の誕生日を迎えた直後のレースを圧倒的な形で締めくくった。

 フェルスタッペンはレース後、「最初からすぐに車の調子が良いことが感じ取れた」とした上で、「そうしたらルイスが少し手こずっているのが見えた。もちろん彼の方が失うものが多いと思ったから、第1コーナーで仕掛けにいった」と振り返った。

「そこからは自分のレースができた。スピードを上げなくてはいけないときに上げることができたし、車は最高だった。非常にタフなレースだったが、勝てたのは信じられない」

 キャリア2勝目を挙げたフェルスタッペンだが、表彰台獲得は4月に行われた第2戦中国GP(Chinese Grand Prix 2017)以来今季わずか2度目となっており、2017年はクラッシュやリタイアにより15レース中7回にわたって完走を逃している。

 総合首位に立つメルセデスAMG(Mercedes AMG)のハミルトンが2位に入り、4位に終わったフェラーリのセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)との差を34ポイントに拡大。3位にはフェルスタッペンのチームメートであるダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)が続いた。

 また、ハミルトンの同僚バルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)が5位、フォースインディア(Force India)のセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)が6位となっている。(c)AFP/Daniel HICKS