【9月29日 AFP】2年に1度開催される米国選抜と世界選抜による男子ゴルフの対抗戦、第12回プレジデンツ・カップ(2017 The Presidents Cup)は28日、米ニュージャージー(New Jersey)州ジャージーシティー(Jersey City)のリバティ・ナショナル・ゴルフクラブ(Liberty National Golf Club)で初日のフォアサム5試合が行われ、米国選抜が3.5-1.5でリードした。

 第1試合では、リッキー・ファウラー(Rickie Fowler)/ジャスティン・トーマス(Justin Thomas)組が松山英樹(Hideki Matsuyama)/シャール・シュワーツェル(Charl Schwartzel、南アフリカ)組を6アンド4で圧倒し、米国選抜が先行。

 第2試合では、ダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson)/マット・クーチャー(Matt Kuchar)組がアダム・スコット(Adam Scott、オーストラリア)/ホナタン・ベガス(Jhonattan Vegas、ベネズエラ)組にバックナインで逆転し、1アップで米国選抜がリードを広げた。

 続く第3試合では、ジョーダン・スピース(Jordan Spieth)/パトリック・リード(Patrick Reed)組が、一度も先行を許すことなくキム・シウ(Si Woo Kim、韓国)/エミリアーノ・グリジョ(Emiliano Grillo、アルゼンチン)組に5アンド4で完勝。過去11大会で9度優勝(1分け)している米国選抜が、最初の3試合を制する強さを見せた。

 1998年大会が唯一の優勝となっている世界選抜は、第4試合でルイ・ウーストハイゼン(Louis Oosthuizen、南アフリカ)/ブランデン・グレース(Branden Grace、南アフリカ)組が3アンド1でブルックス・ケプカ(Brooks Koepka)/ダニエル・バーガー(Daniel Berger)組を下し、ようやくこの日最初のポイントを獲得。

 最終第5試合では、ジェイソン・デイ(Jason Day、オーストラリア)/マーク・リーシュマン(Marc Leishman、オーストラリア)組が16ホールを終えて1アップとリードしていたが、最終的には米国選抜のケヴィン・キスナー(Kevin Kisner)/フィル・ミケルソン(Phil Mickelson)組と引き分けに終わった。

 韓国・仁川(Incheon)で行われた前回大会は、わずか1ポイント差で惜しくも優勝に届かなかった世界選抜のニック・プライス(Nick Price、ジンバブエ)主将は、良いスタートを切って金星を奪いたいと狙っていたが、29日のフォアボール5試合を前に厳しい船出となった。(c)AFP/Rebecca BRYAN