【9月28日 AFP】伝説的な女優、故オードリー・ヘプバーン(Audrey Hepburn)さんがスイスの自宅に保管していた遺品約500点のうち約半数が27日、オークションにかけられ、1961年の主演作『ティファニーで朝食を(Breakfast at Tiffany's)』の台本などを含め、総額約7億円で落札された。競売大手クリスティーズ(Christie's)が28日、発表した。

「オードリー・ヘプバーン・パーソナル・コレクション(The Personal Collection of Audrey Hepburn)」と銘打ち、英ロンドン(London)で10時間にわたって行われた競売の落札総額は、463万5500ポンド(約7億円)に上った。出品されたのは、ヘプバーンさんが着用していたドレスやコートから、サングラスや手袋、イヤリングなどのアクセサリー、手紙、写真、絵画など全246点。残りの約半数の遺品については、10月4日までオンラインで入札することができる。

 最高額で落札されたのは映画『ティファニーで朝食を』の台本で、予想落札価格6万~9万ポンド(約900万~1350万円)を大きく上回る63万2750ポンド(約9500万円)の値が付き、映画台本の落札価格として過去最高記録を打ち立てた。(c)AFP