【9月23日 AFP】男子テニスの元スター選手で四大大会(グランドスラム)通算7勝を誇るジョン・マッケンロー(John McEnroe)氏が22日、自身とビョルン・ボルグ(Bjorn Borg)氏のライバル関係を描いた今月公開の映画『Borg/McEnroe』について「そこまで良くなかった」と語った。

 チェコ・プラハ(Prague)で現在行われている男子テニスの国際大会レーバー・カップ(Laver Cup)で、ワールドチームの指揮を執る58歳のマッケンロー氏は、自身の役を米俳優シャイア・ラブーフ(Shia LaBeouf)さんが演じた同作品について「あまり入り込みたくないし、私は関係ない。個人的な意見としては、正確ではなく、そこまで良くなかったと思う」とAFPに話した。

 一方、グランドスラムで11度にわたり栄冠に輝いた61歳のボルグ氏は、映画データベースIMDbで10点中7.3点と評価されている同作品について、比較的好意的な意見を寄せている。

 レーバー・カップでラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)やロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)擁する欧州チームの監督を務めるボルグ氏は、「ストックホルム(Stockholm)で数週間前に見たけど、悪くなかったと思う。フィクション映画ではあるけどね」とコメントした。

「私たちは今回の映画に最初から関わっていない。もし関わっていたら、もっと面白かったかもしれない。何が事実で何がそうでないかなど、映画に関するより詳細な部分の話をできたかもしれないからね。でも悪くなかったと思う」 (c)AFP