【9月19日 AFP】スペイン政府は18日、北朝鮮の核実験に抗議し、スペイン駐在の北朝鮮大使に今月30日までに国外退去するよう求めた。スペイン政府は北朝鮮の核実験を「平和に対する深刻な脅威」と批判していた。

 スペイン外務省は同日、ツイッター(Twitter)の英語アカウントで、スペイン駐在の北朝鮮大使をペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)に指定したと発表し、スペイン語のアカウントで今月末までに大使に国外退去を求めたと明らかにした。

 スペイン政府は8月末、北朝鮮の核兵器と弾道ミサイルの計画は「地域と世界の安全保障に深刻な脅威をつくり出している」と警告し、北朝鮮との「2国間関係に影響が出るだろう」と表明していた。スペイン外務省によると、この時に北朝鮮大使を呼び、大使1人と外交官2人が駐在している北朝鮮大使館の職員削減を要求していた。在スペイン北朝鮮大使館は2014年に開設された。

 スペインに先立ち、ペルーとメキシコがすでに北朝鮮大使の国外追放を決めている。(c)AFP