【9月18日 AFP】17NFLは17日、第2週の試合が各地で行われ、開幕戦を落とした昨季王者のニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)は、QBトム・ブレイディ(Tom Brady)の活躍でニューオーリンズ・セインツ(New Orleans Saints)に36-20で勝利した。

 27-42で敗れた前週のカンザスシティ・チーフス(Kansas City Chiefs)戦では、わずか16本のパスしか通せなかったブレイディだが、この日は前半だけでタッチダウンパス3本を含む25本中19本のパスを成功させ、チームが30得点を記録した前半に全477ヤード中302ヤードをパスで稼ぎ出した。

 40歳のスーパースターにとっても、第1クオーターだけでタッチダウンパス3本はキャリア初となる。ブレイディはレックス・バークヘッド(Rex Burkhead)に19ヤード、ロブ・グロンコウスキー(Rob Gronkowski)に53ヤード、クリス・ホーガン(Chris Hogan)に13ヤードのパスを通した。

 ブレイディは「0勝1敗の状況で、この試合までの10日間は1年のように感じた。4クオーターともすごく激しくて良かった。僕らは良いスタートが切れて、状況に応じたプレーもできたけれど、課題も残った」と話した。

 しかし、ペイトリオッツにとっては良いことばかりの試合ではなかった。昨季もけがのため8試合の出場にとどまったグロンコウスキーが、6本のパスレシーブで116ヤードを獲得してさびを落としたかに見えたが、第4クオーターに鼠径部(そけいぶ)を痛めたとみられ、フィールドを後にした。

 ホーガンは後半に脚を引きずる場面が見られ、またレシーバーのフィリップ・ドーセット(Phillip Dorsett)も膝を痛めて終盤に交代した。ペイトリオッツの最後の3回の得点は、すべてスティーヴン・ゴストコフスキー(Stephen Gostkowski)のFGだった。

 名QBのドリュー・ブリーズ(Drew Brees)がけん引するセインツは、これで開幕2連敗となった。(c)AFP