【9月5日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2017)は4日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第3シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は6-4、6-2、7-5で第33シードのフィリップ・コールシュライバー(Philipp Kohlschreiber、ドイツ)に快勝し、準々決勝へ駒を進めた。

 コールシュライバーとのベテラン対決を制した大会通算5勝のフェデラーは次戦、準決勝進出をかけて第24シードのファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)と激突する。

 フェデラーはデルポトロとの対戦成績で16勝5敗とリードしているものの、直近6戦では3勝3敗と互角の数字となっている。また、2009年大会決勝では苦杯をなめ、デルポトロにキャリア唯一の四大大会(グランドスラム)タイトルを譲っていた。

 現在36歳のフェデラーはこの日、コールシュライバーに対して一度もブレークポイントを与えない試合運びを披露したが、第2セット終了直後にはメディカルタイムアウトを取り、一時コートから離れる場面もあった。

 フェデラーは治療を要求した理由について、「腰というか、その下のあたりをマッサージする必要があった。皆さんの前ではやりたくなかったからね」と説明した。

 一方のデルポトロは同日、かぜによる体調不良の状態ながらも第6シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)に1-6、2-6、6-1、7-6(7-1)、6-4で逆転勝ち。2本のマッチポイントをしのいでの勝利は「一生忘れないだろう」と喜んだ。(c)AFP/Dave JAMES