【9月1日 AFP】コンゴ民主共和国の第2の都市ルブンバシ(Lubumbashi)で8月30日、強盗事件に関与したとされる4人が生きたまま火をつけられ、遺体が街頭にさらされる事件があった。同市では暴力的な強盗事件が頻発しており、ある当局者からは「市民の正義」が行われたという声も聞かれている。

 同市ではここ1か月、武装強盗の報道が相次ぎ、住民は怒りを募らせている。

 ある警察関係者によると、直近では先月31日に市内の店舗で店主夫婦が殺害されたという。4人の焼けた遺体が、タバクコンゴ(Tabac Congo)地区の街頭にさらされた翌日のことだった。

 地元の警察署長は、リンチがあったことを事実と認め、4人に対する「市民の正義」を非難した。1人の遺体の横には警察の制服が置かれており、犯罪撲滅を目指す警察官らの信用をおとしめようとする行為だと述べた。

 タバクコンゴ地区の住民の一人はAFPに対し、「われわれは怒っている。強盗犯らは警察と手を組んでいる。われわれは市民の正義とともに立ち上がることにした」と語った。(c)AFP