【9月1日 AFP】スペイン外務省は8月31日、北朝鮮による度重なるミサイル発射と核実験に抗議して北朝鮮大使館に職員の削減を要求したと発表した。同省の報道官はAFPに、外交官1人の月内の国外退去を求めたことを明らかにした。

 スペイン外務省は声明で、北朝鮮による核・弾道ミサイル開発は「地域と世界の安全に深刻な脅威をもたらしている」と非難。北朝鮮の駐スペイン大使を呼んでスペイン政府の立場を重ねて説明し、北朝鮮の在マドリード(Madrid)大使館職員を削減させる決定を通告したことを明らかにした。

 北朝鮮は2014年にスペインの首都マドリード(Madrid)に大使館を開設。スペイン外務省の報道官は、大使1人と外交官2人が駐在していると説明した上で「外交官2人のうち1人は9月30日までに退去しなくてはならない」と述べた。(c)AFP