【8月31日 AFP】前週末に大型ハリケーン「ハービー(Harvey)」の直撃を受けた米南部テキサス(Texas)州では、連邦緊急事態管理庁(FEMA)によると、3万人以上が避難生活を余儀なくされている。

 最大都市ヒューストン(Houston)のシルベスター・ターナー(Sylvester Turner)市長は、捜索活動の支援と略奪防止のため夜間外出禁止令を発令した。同市の2つの主要空港は一部運航を再開し、ターナー市長によれば市内の水が引いた地域では間もなくごみの収集と地下鉄の運行も再開される見通しだという。

 しかし、ヒューストンを含むハリス(Harris)郡の少なくとも4分の1が、いまだ冠水したままだ。ヒューストン郊外にある有機過酸化物の工場では、洪水で全電源を喪失した影響で爆発が起きる恐れがあると運営会社が警告し、周囲3キロの住民に避難命令が出ている。(c)AFP