【8月31日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2017)で大会初勝利を飾ったダニエル太郎(Taro Daniel)が30日の試合後、3回戦進出を目指す次戦では、対戦相手となる世界ランキング1位のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が「強すぎないよう祈る」と語った。

 全米オープンが開催されるニューヨーク(New York)出身のダニエルは、この日行われた男子シングルス1回戦でワイルドカード(主催者推薦)のトミー・ポール(Tommy Paul、米国)に6-1、4-6、4-6、6-2、6-2でフルセット勝ちを収めた。

 しかし、24歳のダニエルは試合後、「コートを後にした時は次に誰と対戦するのか知らなかったが、ナダルだとわかると『オーゴッド!』って思ったよ。全然気が付かなかった」と話し、今年最後の四大大会(グランドスラム)で2回戦進出を決めた喜びは長くは続かなかったという。

「大きなコートで行われるのは分かっているし、エキサイティングな試合になるだろう。同時にそのせいで緊張に押しつぶされる可能性も考えられるね」

「気持ちを上げて試合に入る必要があるし、とにかくナダルが強すぎないよう祈る」

 現在はスペイン・バレンシア(Valencia)に拠点を置く世界ランキング121位のダニエルは、2014年に初の全米オープン本戦入りを果たしたが、その時は初戦でミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)に敗れていた。(c)AFP/Dave JAMES