【9月7日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2017)は6日、女子シングルス準々決勝が行われ、大会第15シードのマディソン・キーズ(Madison Keys、米国)がカイア・カネピ(Kaia Kanepi、エストニア)を6-3、6-3で下して準決勝に進出。これで同大会では1981年以来36年ぶりに、地元米国勢が4強を占めることになった。

 決勝進出をかけて7日にアーサー・アッシュ・スタジアム(Arthur Ashe Stadium)で行われる準決勝では、第9シードのヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams)がスローン・スティーブンズ(Sloane Stephens)と、第20シードのココ・バンダウェイ(Coco Vandeweghe)がキーズと対戦する。

 予選勝者のカネピを倒したキーズは試合後「(4強独占は)素晴らしいこと」とすると、「実現すれば本当に特別な瞬間になると思っていた。それに私が一役買えたこと、そして自分の名前をそこに刻めたのはうれしい」と喜んだ。

 また9日の決勝は、準決勝で誰が勝ち上がりを決めたとしても、ヴィーナスが妹のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams)に敗れた2002年大会以来の米国勢対決となる。

 現在37歳のヴィーナスは「米国のテニス界にとっては最高の2週間になっている。みんなが上位に進出し、よく戦っている」、「復権を見られるのは最高だし、これが続けばいいと思う」と語った。

 1981年大会では、バーバラ・ポッター(Barbara Potter)氏、クリス・エバート(Chris Evert)氏、マルチナ・ナブラチロワ(Martina Navratilova)氏と、最終的に大会を制したトレーシー・オースチン(Tracy Austin)氏が4強に残っていた。(c)AFP/Jim SLATER