3枚目のカード:アメリカ資産の持ち株を減らす。

 中国は5か月連続でアメリカの国債を買い続け、2017年6月に再度アメリカの最大の債権国となった。一度、中国がアメリカ資産の大規模な投げ売りを始めてしまえば、アメリカの金融の安定に影響をおよぼすことになるだろう。

 しかし否定できないのは、この3枚目のカードはアメリカの経済に打撃を与えると同時に、中国自身にも降りかかることも避けられないということだ。中国政府側もまさに繰り返し強調していることであり、「貿易摩擦には前途がなく、勝者もいない」。

 この中・米間で誰が最もこの貿易摩擦による痛手を被るのだろうか? 中国人民大学(Renmin University of China)重陽金融研究院(Chongyang Institute for Financial Studies)王文(Wang Wen)執行院長は、「長い目で見ても、中国経済の弾性および成長、発展における巨大な潜在能力によって、アメリカは更に悪い結果を被ることになるだろう」と述べた。

 中国商務部研究院国際市場研究所の白明亦(Bai Mingyi)副所長は、「中国の産業体系は世界でも唯一、主要国の産業カテゴリーの全分類が整っている国家であり、明らかな弱点が存在する一部の先進国とは違う。いちど双方で貿易上の問題で弊害がおこると、アメリカが被る損失は必ずしも中国より小さくなることはない」と考えている。

 「ウィンウィン」の関係を維持しつつ、アメリカは中国と共に努力していくことで、中・米の経済関係が健全に前進できる。(c)CNS/JCM/AFPBB News