■「ファイターとして死ぬ」

 一方、今回の一戦に勝利すれば戦績を50戦全勝に伸ばすことになるメイウェザーは、終始落ち着いた様子で、マクレガーを怒鳴りつけていた自身の陣営メンバーを冷静に収める場面もあった。

 先月の過激な暴言とは対照的に、この日のメイウェザーはマクレガーについて「やばいファイター。真摯(しんし)な男であり、タフな対戦相手だ。簡単な試合にはならないだろう」と称賛。

「彼はその道で1番、俺もこの道で1番。とにかく2人のファイターがリングに上がって、互いの技術を披露するということだけだ」

 それでもマクレガーに対して警告の言葉も忘れなかったメイウェザーは、「21年間打たれてきたが、それでも俺は今ここにいる」とすると、「もし打つなら、打たれる覚悟もしなくてはいけない」と続けた。

「ボクシングでできることは何から何までやってきた。俺はファイターとして生まれ、ファイターとして死ぬ。相手は自分のベストを出してくると思う。だがな、コナー。そう簡単にはいかない」 (c)AFP/Rob Woollard