【8月28日 CNS】中国・湖北省(Hubei)武漢市(Wuhan)武昌(Wuchang)濱江商務区(Binjiang Business District)で2011年から建設が進んでいる、「武漢グリーンランドセンター(Wuhan Greenland Center)」。当初は高さ606メートルの設計だったが、高さを636メートルに設計し直した。現在、すでに460メートル以上まで建設されており、年内に完成する予定だ。同ビルが完成すると、中国で一番高いビルとなる。総建築面積は、32万1400平方メートル、総投資額は40億元(約656億円)以上。

 現在、「中国一高いビル」は、高さ632メートルの「上海タワー(Shanghai Tower)」。「武漢グリーンランドセンター」が完成すると、記録が更新される。

 ビルのメインタワーの台座を上から見ると、三つ葉のような形をしている。武漢の三つの鎮(武昌、漢陽、漢口)を抽象的に表現しているという。完成すると、メインタワーの外観は流線型で、上に行くにつれて細くなり、ビルの一番上は滑らかなフォルムのドーム状になる。地上125階、地下6階で、五つ星ホテルやショッピングセンター、オフィス階、マンションなどが一体になった超高層都市型総合体となる予定だという。武漢の新たなシンボルタワーとして、また現代的なサービスの担い手として、都市機能開発の中心として注目される。

 武漢グリーンランドセンターは、設計段階から省エネと環境への配慮をしている。ビルの外側は太陽光発電とエアブレス(空気循環)工法を取り入れ、ビル全体で吸収した太陽エネルギーをビル内で利用することで、省エネできる仕組みになっている。(c)CNS/JCM/AFPBB News