【8月23日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)は22日、プレーオフの第2戦が各地で行われ、ナポリ(SSC Napoli)やセビージャFC(Sevilla FC)、セルティック(Celtic)などが本戦出場を決めた。

 昨季のセリエAで3位に入り、優勝したレアル・マドリード(Real Madrid)に敗れはしたものの、チャンピオンズリーグでもベスト16入りを果たしているナポリは、対戦相手のニース(OGC Nice)に力を見せつけて2-0で快勝。2戦合計スコア4-0で勝ち上がった。

 ナポリは後半3分にマレク・ハムシク(Marek Hamsik)の左からの折り返しにファーのホセ・マリア・カジェホン(Jose Maria Callejon)が合わせて先制すると、その後もドリース・メルテンス(Dries Mertens)のポストをたたくシュートなどで相手ゴールを脅かし、最後はロレンツォ・インシーニェ(Lorenzo Insigne)が勝利を決定づけるゴールを決めた。

 インシーニェは「ナポリは毎シーズン、チャンピオンズリーグに出続けなくてはならない。そこが僕らの居場所だからだ。突破できてうれしい」とコメントした。

 一方、新加入のウェズレイ・スナイデル(Wesley Sneijder)が先発したニースだったが、2試合を通じてナポリにまったく歯が立たず、ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2017-18)出場で満足せざるを得ない結果に終わった。

 ヨーロッパリーグで3連覇を果たし、昨季のチャンピオンズリーグでも16強に勝ち残ったセビージャは、トルコのイスタンブールBBSK(Istanbul Basaksehir)相手に2-2の引き分けに終わったが、第1戦を2-1で先勝していたため、2試合合計4-3で苦しみながらも突破を決めた。

 エルイェロ・エリア(Eljero Elia)に先制ゴールを許したセビージャだったが、ヘスス・ナバス(Jesus Navas)のクロスにセルヒオ・エスクデロ(Sergio Escudero Palomo)が頭で合わせて後半早々に追いつくと、ノリート(Manuel Agudo Duran "Nolito")の巧みなプレーからウィサム・ベン・イェデル(Wissam Ben Yedder)のゴールで逆転した。

 これで突破は決まったかに思われたが、イスタンブールもエディン・ヴィスチャ(Edin Visca)のゴールで再び追いつくと、終了間際にはエムレ・ベロゾール(Emre Belozoglu)がFKから得点を狙ったものの、アウェーゴール差での勝ち上がりのかかったシュートは枠に阻まれた。

 FCアスタナ(FC Astana)と対戦したセルティックは、第2戦を3-4で落としたが、2戦合計スコア8-4で本戦出場を決めた。後半に大量失点を喫し、まさかの逆転負けがよぎったものの、なんとか生き残った。

 ギリシャ王者オリンピアコス(Olympiacos)は、チャンピオンズリーグ本選復帰を果たした。クロアチア王者のHNKリエカ(HNK Rijeka)と対戦し、マルコ・マリン(Marko Marin)が挙げた1点を守り切って敵地で1-0の勝利を収めると、2戦合計3-1で勝ち上がった。

 スロベニアのNKマリボル(NK Maribor)は1-0でハポエル・ベエルシェバFC(Hapoel Be'er Sheva FC)に勝利し、アウェーゴール差で本戦出場を決めた。

 本戦に出場する残り5チームは、23日の試合で決まり、1899ホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)との第1戦を2-1で制しているリバプール(Liverpool FC)が本拠地での第2戦に臨む。注目のグループステージの組み合わせ抽選は24日に行われる。(c)AFP