【8月18日 AFP】国際サッカー連盟（FIFA）は17日、今年の最優秀選手の候補24人を発表し、受賞が濃厚とされるレアル・マドリード（Real Madrid）のクリスティアーノ・ロナウド（Cristiano Ronaldo）らが名を連ねた。

　ポルトガル代表でキャプテンを務める32歳のロナウドは、昨季欧州チャンピオンズリーグ（UEFA Champions League 2016-17）制覇とリーグ優勝の2冠を成し遂げ、2年連続の受賞が有力視されている。

　レアルからはダニエル・カルバハル（Daniel Carvajal）、トニ・クロース（Toni Kroos）、マルセロ（Marcelo Vieira Da Silva Junior）、ルカ・モドリッチ（Luka Modric）、ケイロール・ナバス（Keylor Navas）、セルヒオ・ラモス（Sergio Ramos）がノミネートされた。

　レアルの宿敵FCバルセロナ（FC Barcelona）からはリオネル・メッシ（Lionel Messi）、ルイス・スアレス（Luis Suarez）、アンドレス・イニエスタ（Andres Iniesta）が名を連ね、史上最高額でパリ・サンジェルマン（Paris Saint-Germain、PSG）に移籍したネイマール（Neymar da Silva Santos Junior）もリストに入った。

　チャンピオンズリーグの決勝に進んだユベントス（Juventus）からは守護神のジャンルイジ・ブッフォン（Gianluigi Buffon）とパウロ・ディバラ（Paulo Dybala）が食い込み、今夏ACミラン（AC Milan）と契約したレオナルド・ボヌッチ（Leonardo Bonucci）の名前もあった。

　このほかボルシア・ドルトムント（Borussia Dortmund）のピエール・エメリク・オーバメヤン（Pierre-Emerick Aubameyang）、チェルシー（Chelsea）のエデン・アザール（Eden Hazard）とヌゴロ・カンテ（N'Golo Kante）、アトレティコ・マドリード（Atletico de Madrid）のアントワーヌ・グリーズマン（Antoine Griezmann）、マンチェスター・ユナイテッド（Manchester United）のズラタン・イブラヒモビッチ（Zlatan Ibrahimovic）、トッテナム・ホットスパー（Tottenham Hotspur）のハリー・ケイン（Harry Kane）、バイエルン・ミュンヘン（Bayern Munich）のロベルト・レワンドフスキ（Robert Lewandowski）、マヌエル・ノイアー（Manuel Neuer）、アルトゥーロ・ビダル（Arturo Vidal）、アーセナル（Arsenal）のアレクシス・サンチェス（Alexis Sanchez）らが候補に残っている。

　年間最優秀監督のノミネートも発表され、最有力とされるレアルのジネディーヌ・ジダン（Zinedine Zidane）監督ら12人が名を連ねた。

　チェルシーでリーグ制覇したアントニオ・コンテ（Antonio Conte）監督、ユナイテッドでヨーロッパリーグ（UEFA Europa League 2016-17）を制したジョゼ・モウリーニョ（Jose Mourinho）監督、ユベントスのマッシミリアーノ・アレグリ（Massimiliano Allegri）監督らがノミネートされた。

　現行方式になって初めてチャンピオンズリーグ連覇を果たすなど、ジダン監督はレアルの指揮官として輝かしい成功を収めている。

　昨季チームをリーグ優勝に導いたジダン監督は、1958年以降ではレアルにとって初めてのリーガとチャンピオンズリーグ（当時はヨーロッパチャンピオンズカップ＜European Cup＞）の2冠を成し遂げた。

　各賞の受賞者は、クラブチームと代表チームの監督、メディアの代表者とファンによる投票で選出される。

　昨年フランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール（France Football）」による世界年間最優秀選手（バロンドール、Ballon d'Or）と切り離されたFIFAの年間最優秀選手賞は、10月23日に英ロンドン（London）で授賞式が行われる。(c)AFP