【8月18日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)は17日、ウルグアイ代表のルイス・スアレス(Luis Suarez)が膝の故障で約1か月戦列を離れることになり、リーグ開幕戦を直前に控えて新たな打撃に見舞われた。

 16日に行われたレアル・マドリード(Real Madrid)とのスペイン・スーパーカップ(Spanish Super Cup 2017)第2戦で、スアレスは負傷しながら最後までプレーを続けたものの、バルセロナは0-2で敗れ、2試合合計1-5でタイトルを逃した。

 バルセロナは公式サイトに掲載された英文の声明で、「ルイス・スアレスは、約4週間離脱することになる。16日にサンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)で行われたエル・クラシコ(El Clasico)の後半に負傷したスアレスは、17日の午前中に行われた検査の結果、右膝裏の関節包が腫れていることが確認された」と述べた。

 これによって、スアレスは20日にホームで迎えるレアル・ベティス(Real Betis)とのリーグ開幕戦をはじめ、26日のアラベス(Alaves)戦、そして来月9日のRCDエスパニョール(RCD Espanyol)戦を含めて3試合連続で欠場する見通しとなった。

 スアレスはまた、2018年W杯ロシア大会(2018 World Cup)に向けた南米予選として今月31日に行われるアルゼンチン戦に加え、来月5日のパラグアイ戦も出場が絶望的になったほか、9月12日から13日にかけてグループステージが始まる欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)でも試合を見守る可能性が高くなっている。

 さらにバルセロナは、DFジェラール・ピケ(Gerard Pique)も鼠径(そけい)部を痛めてベティス戦の出場が不透明な状況であると公表。先日にはネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)がフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に引き抜かれたばかりとなっており、今夏の状況が暗雲に覆われている中、さらに厄介な状況に見舞われている。(c)AFP