【8月17日 AFP】(更新)テニス、ウェスタン&サザンオープン(Western and Southern Open 2017)は16日、男子シングルス2回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)のフランシス・ティアフォー(Frances Tiafoe、米国)が4-6、6-3、6-4で大会第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)を破り、3回戦進出を決めた。

 シティ・オープン(Citi Open 2017)とロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2017)で2週連続優勝を飾り、マッチ10連勝と波に乗っていた世界ランキング7位のズベレフは、全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2017)へ向けた最後の前哨戦として行われている今大会で今季6勝目を挙げるのではと期待が高まっていた。

 しかし、今年の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2017)とウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)で20歳のズベレフに苦杯をなめていたティアフォーはこの日、見事に雪辱を果たした。キャリア最高の一勝を手にした19歳の新鋭は試合後、「信じられない。このような試合に勝てるなんて最高さ」と喜んだ。

「ついに勝ててうれしい。タフな敗戦が多かったからね。今後10年、15年と何度も対戦することになると思うが、0勝3敗でスタートしたくはなかった」

「かなり良いプレーができたし、キャリアを変えるような試合になった」

 一方のズベレフは「今は死ぬほど疲れている。ここ2日間はへとへとになっていた。試合は終えられたけど、第2セットで簡単に手を引くことだってできた」とし、ここ数週間における大活躍の疲れがピークに達していたと明かした。勝利を収めたティアフォーは次戦、第14シードのジョン・イズナー(John Isner、米国)と顔を合わせる。

 第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-3、6-4でリシャール・ガスケ(Richard Gasquet、フランス)を下し、順当に16強入りを果たした。

 ガスケとの対戦成績を15勝0敗に更新し、同選手との対戦では2008年から続く失セット0での勝利を10戦連続に伸ばしたナダルは次戦、世界24位で同胞のアルベルト・ラモス・ビノラス(Albert Ramos-Vinolas)と激突する。

 この日行われたその他の試合では、第7シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)が7-6(7-5)、6-4でフェリシアーノ・ロペス(Feliciano Lopez、スペイン)を退け、ファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)との3回戦へ駒を進めている。