【8月12日 AFP】第16回世界陸上ロンドン大会(16th IAAF World Championships in Athletics London)は11日、各種目の決勝が行われ、米国勢が女子3000メートル障害でワンツーを飾るなど、女子の2種目で金メダルを手にした。

 エマ・コバーン(Emma Coburn、米国)は残り150メートルでスパートをかけると大会記録を更新する9分2秒58でフィニッシュ。同胞のコートニー・フレリクス(Courtney Frerichs)が2位に入った。4人が決勝に残ったケニア勢では、そのうちの一人が最初の水濠を通り越すというハプニングなどもあったが、前回大会を制したヒュビン・キエン・ジェプケモイ(Hyvin Kiyeng Jepkemoi)が銅メダルを手にしている。

 フィールド種目での女子走り幅跳びでは、ブリトニー・リース(Brittney Reese、米国)が自身4度目となる金メダルを獲得。男子ハンマー投げではポーランドのパベウ・ファイデク(Pawel Fajdek)が3連覇を達成した。

 またこの日は、中立の立場で出場しているロシア人の2選手が銀メダルを手にした。走り幅跳びではダリア・クリシナ(Darya Klishina)が2位に入ってティアナ・バートレッタ(Tianna Bartoletta)を3位に抑え、米国勢のワンツーを阻止。ハンマー投げではバレリー・プロンキン(Valeriy Pronkin)が2位となり、こちらもヴォイチェフ・ノビキ(Wojciech Nowicki)を3位に抑えてポーランド勢のワンツーを阻んだ。(c)AFP