【8月6日 AFP】第16回世界陸上ロンドン大会(16th IAAF World Championships in Athletics London)は5日、各種目の決勝が行われ、女子1万メートルではリオデジャネイロ五輪金メダリストのアルマズ・アヤナ(Almaz Ayana、エチオピア)が、自身の今季初レースで約46秒の大差をつけて圧勝する並外れたパフォーマンスを披露し、金メダルを獲得した。

 昨年、世界記録を更新して五輪を制したアヤナは、3度の五輪金メダルと5度の世界陸上制覇を誇る同胞のレジェンド、ティルネシュ・ディババ(Tirunesh Dibaba)を圧倒。ディババは30分16秒32を記録したアヤナのすさまじいペースについていくことができず、2位に終わった。3位にはケニアのアグネス・ティロップ(Agnes Tirop)が入った。

 アヤナは「今年は病気もあって(この結果を)予想もしていなかったので、五輪のときよりも、このタイトルを獲得できてうれしいです。実際のところ、これが2017年初めてのレースだったので」と振り返った。

 31分27秒30で10位に入った鈴木亜由子(Ayuko Suzuki)が日本勢ではトップだった。

 一方、男子走り幅跳びでは、ルボ・マニョンガ(Luvo Manyonga、南アフリカ)が優勝を飾った。

 リオ五輪ではわずか1センチ差で銀メダルに終わっていたマニョンガは8メートル48を記録。2位には8メートル44でジャリオン・ローソン(Jarrion Lawson、米国)、3位にはこちらも南アフリカのルシュバール・サマーイ(Ruswahl Samaai)が8メートル27で続いた。

 また男子円盤投げでは、アンドリウス・グドジウス(Andrius Gudzius、リトアニア)が69メートル21の記録で優勝を果たしている。(c)AFP