J・ビーバー、「不安で自分失う」 ツアー中止後初のメッセージ
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【8月4日 AFP】先月、来日公演を含む世界ツアーを突如中止したカナダ人歌手のジャスティン・ビーバー(Justin Bieber、23)が3日、ファンに向けたメッセージを発表し、その中で「不安に押しつぶされて自分を失ってしまう」ことがあると語った。
ソーシャルメディアに投稿したメッセージでビーバーは、これまでにいくつもの「間違い」を犯してきたが、今後はこれらの間違いから学ぶつもりとしながら、「学んで成長することは簡単ではないが、自分は一人ではないと分かっている。だから前に進み続けることができた」と書いた。
ビーバーは先月、世界ツアー「パーパス(Purpose)」を「不測の事態」を理由に突如中止すると発表。さらにその数日後に、自ら運転する車がカメラマンに接触し、軽傷を負わせる事故を起こした。
3日のメッセージでビーバーは、「時々、不安に押しつぶされて自分を失ってしまう」とし、また「自分が完璧な人間になれないこと、これからも間違い続けることは、自分でもよく分かっている」「でも、自分の間違いを恥じることはしない。間違いから学んで成長する人間になりたい」ともつづった。
ただ、2015年のアルバム「パーパス」の大成功にもかかわらず、7月24日に世界ツアーを中止した理由を詳細に語ることはなかった。近年、フロリダ(Florida)州マイアミ(Miami)での違法公道レースや隣家への卵の投げつけと、一連の事件で世間を騒がせたビーバーだったが、「パーパス」のヒットで軌道修正を果たしていた。
メッセージにはまた、自分を維持するための休止と記され、「キャリアを継続させたい。でも自分の心と魂も維持させたい」との一文も見られた。
ビーバーは最後に、「このメッセージはみんなに僕の気持ちを知ってもらういい機会。理解してもらえるとは思っていない」と述べ、そして大文字で「不完全さには特別な何かがあると思う」と書いた。(c)AFP