【8月4日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は3日のツイッター(Twitter)投稿で、米ロ関係が史上最悪の「非常に危険な低水準」にまで冷え込んだと述べ、その責任は米議会にあると非難した。

 トランプ氏はこの前日、不本意ながらも対ロシア制裁強化法案に署名し、同法を成立させた。これを受けロシアは、米大統領の弱さを露呈した「経済戦争」の宣戦布告行為だと反発していた。

 トランプ大統領はツイッターに怒りのコメントを投稿し、圧倒的多数で同法案を可決した議員らを非難。「ロシアと米国の関係は史上最低で非常に危険な低水準にある」と書き込んだ。

 また、米上院で最近、医療保険制度改革法(通称オバマケア、Obamacare)の一部廃止法案が否決されたことに言及し、「これも議会のおかげ、私たちに医療を与えられないのと同じ人々のおかげだ!」と主張した。

 対ロ強硬派として知られるジョン・マケイン(John McCain)上院議員はこれに対してツイッターで反論。「ロシアとの関係は危険な低水準にある。(ウラジーミル・)プーチン(Vladimir Putin)がわれわれの民主主義を攻撃し、近隣諸国に侵攻し、われわれの同盟国を脅しているおかげだ」と書き込み、トランプ大統領は問題の根源を見誤っているとの見解を示した。(c)AFP/Andrew BEATTY