現在34歳のクライシュテルス氏は2005年、2009年、2010年の全米オープンを制し、2011年には全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament)で優勝するなど、合計20週にわたり世界1位に在位。キャリア通算成績は523勝127敗でツアー41勝を記録した。

 2012年に現役生活を終えたクライシュテルス氏は殿堂入りについて、「信じられません。過去に殿堂入りした方々や、2017年に殿堂入りした選手の仲間入りを果たすことができ、とても光栄です。全員がテニス界で素晴らしい足跡を残してきました」とコメントした。

 2007年に一度は現役を退くも、出産後にグランドスラム4勝のうち3勝を挙げたクライシュテルス氏は、復帰してからもう一花咲かせられるとは思っていなかったといい、「夢をかなえてくれたテニスに感謝します」とすると、自身の殿堂入りについては「恐れ多い経験」と称した。

 52歳のカルクマンファンデンボッシュ氏は、14歳の時にがんと診断され、下半身まひの生活を送ることになった。

 1984年のパラリンピックで卓球の金メダルを獲得した後、車いすテニスに転向して3個の金メダルを手にし、パラリンピックで2つの競技を制した史上初の女子選手となった同氏は、「信じられません。とても光栄です。心から誇りに思うと同時に、このテニス殿堂の一員になれて恐縮しています」とコメントした。(c)AFP