ISメンバー家族とモスル避難民、キャンプでの共同生活 イラク
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■「リハビリテーション施設」から移送
国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)によると、ISとつながりのある家族らは、モスル近郊のバルテラ(Bartalla)にあった「リハビリテーション施設」から移送されてきた。この施設は閉鎖される前、少なくとも170世帯を受け入れていたが、同団体はこのキャンプの存在を批判していた。
米ニューヨーク(New York)に本部を置くHRWの中東担当部門のラマ・ファキ(Lama Fakih)副部長は、「イラク当局は、身内の行動を理由に家族全員を罰するべきではない」と指摘する。
アル・ジャダーで暮らす避難民の一部は、共同生活になんとなく不安を感じると認める。
アフメド・ナジェフ(Ahmed Najeh)さん(40)は、「快適と言えばうそになるだろう。多少の不安はもちろんある」と慎重に言葉を選びながら語った。
キャンプの運営に当たるNGOの職員によると、キャンプはIS支配地域からわずか6キロの場所に位置しており、最近もキャンプの方向に向かっていたIS戦闘員3人が殺害されたという。(c)AFP/Tony Gamal-Gabriel