【7月23日 AFP】エーゲ海(Aegean Sea)南東部で21日に起きた地震で被災したギリシャのリゾート地、コス(Kos)島で、飛行機の遅れや港の閉鎖などにより観光業が打撃を受けている。

 マグニチュード(M)6.7の地震では2人が死亡、約120人が負傷し、うち7人は重傷。コス島からエーゲ海を挟んで約20キロのトルコ南西部ボドルム(Bodrum)では、大勢が建物の窓から飛び降りたために約360人が負傷した。

 コス島はギリシャ最大の観光地の一つ。特に英国やドイツ、スカンジナビア(Scandinavia)半島からの旅行者に人気だ。

 今回の地震は観光シーズンを直撃した。ギリシャのアレクシス・チプラス(Alexis Tsipras)首相は21日、「島の日常を取り戻すには状況を誇張し大げさにすべきではない」との声明を発表している。

 政府関係者や専門のダイバーたちは22日、地震でひびが入り、安全な使用ができないと判断されたコス島の港を検査した。だが、道路をはじめその他のインフラはほぼ問題ないと、政府関係者らは強調している。

 しかし、島ではまだ水道が復旧していない地域が複数ある。

 コス島には欧州への玄関口として移民や難民が多く集まってくるが、国連(UN)によると移民・難民約800人の中に負傷者は出ていないという。(c)AFP/Louisa GOULIAMAKI and Gokan GUNES in Istanbul