【7月24日 CNS】中国の青島(Qingdao)森麒麟(Senturytire)のスマート工場内では19日、無人搬送車(AGV)が忙しそうに往来していた。

 工場内はシステム操作を担当する少人数のエンジニア以外、人影が見当たらない。

 一連の作業フローは、スマート化されている。まず、AGVがゴムの原料を運び入れる。ゴムの原料を混ぜ合わせ、押出し、延べ打ち、裁断、ビードワイヤー巻付け、成型、加硫、検査、耐久試験──などの工程を経て、1本のタイヤが出来上がる。

 青島森麒麟輪胎株式会社は航空機用タイヤの設計、製造、販売などを行う。中国のタイヤメーカーでは初めて、民間航空機用タイヤの生産を許された民間企業となった。(c)CNS/JCM/AFPBB News