【7月24日 CNS】数千年の歴史を有する中国・山西省(Shanxi)太原市(Taiyuan)の平遥古城(Pingyao Gucheng)で18日、「第17回平遥国際撮影展(PIP)」が開催された。ロシア、アメリカ、イギリス、ドイツ、オーストラリア、ニュージランドなど30余りの国・地域から2000人を超えるカメラマンが出展し、国際色豊かな写真展となった。

「回望初心·梦幻未来(初心へ戻る・未来を夢見る)」がメインテーマ。「撮影を見直す」を学術テーマに、写真展や学術活動、評価活動などが行われた。展示は、学術展や国際展、映像作品ミニ博覧会など9つの会場が用意されている。

 中国平遥国際撮影展アートディレクターの張国田(Zhang Guotian)氏によると、今回の写真展には、イギリスで最も影響力を持つカメラマン、マーカス・リオン(Marcus Lyon)、フランスの白黒ポートレート写真家の、フィリップ・ヴェルメ(Philippe Vermes)、アメリカの空撮カメラマン、ジェイミー・スティリングス(Jamey Stillings)、中国工業分野の大御所、王玉文(Wang Yuwen)などの作品が集まった。

 さらに、ドイツのトーマス・ケルナー(Thomas Kellner)が厳選した現代国際カメラマン展やフランス現代撮影芸術展、イギリスのシンジェンタ・フォトグラフ賞受賞作品展、シンガポール国際撮影祭(SIPF)などの有名な作品が展示される。

 平遥国際撮影展は、国内で最初に創設された写真展。国内外の学校からの出展数も多く、国際影響力のある写真展だ。開催場所である平遥古城は、西周宣王時期(紀元前827年~紀元前782年)に建設が始まったとされ、中国に現存する最も保存状態の良い古代の町として、ユネスコ(UNESCO)世界文化遺産(World Heritage Cultural Site)に1997年に認定されている。(c)CNS/JCM/AFPBB News