【7月15日 AFP】今季のフォーミュラワン(F1、F1世界選手権)で総合首位に立っているフェラーリ(Ferrari)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)は、14日の午前中に行われた第10戦英国GP(British Grand Prix 2017)のフリー走行で試験装着したコックピットの頭部保護システム「シールド」について、「めまい」を感じたと語った。

 世界王者のタイトルを通算4度獲得しているベッテルは、シールドを搭載しながらの走行を終えると、そのフィードバックとして視界が悪かったと訴え、「午前中の走行で試したら、少しめまいがした。前方の視界があまり良くなかった」とコメントした。

「湾曲しているためか少し視界がゆがんでしまう。それにストレートではかなりの吹きおろしがあって、それでヘルメットが前に押し出されてしまった。もう一度装着して走る予定だったが、気に入らなかったから外すことにした」

 F1規則を統括する国際自動車連盟(FIA)は、この2年間にわたりドライバーの頭部保護を強化するための道を模索しており、第13戦イタリアGP(Italian Grand Prix 2017)でも再びシールドのテスト走行を行うことになっている。(c)AFP