女性飛行士イアハート「生存写真」、消息絶つ数年前に撮影 専門家
このニュースをシェア
■「1935年に撮影、疑いの余地なし」
ホリー氏はAFPの取材に対し、「写真が1935年に撮影されていることに疑いの余地はない」と明言している。
書籍については「(日本の)船に乗って旅をしていた男性による写真集だ。内容は、サイパン(Saipan)島からヤップ(Yap)島、ポーンペイ(Pohnpei)島へと移動したとみられる旅行記で、後半にはマーシャル諸島で撮影された多数の写真が掲載されている」と語った。
西太平洋に位置するマーシャル諸島の首都マジュロ(Majuro)在住のホリー氏は、同国で死亡した米国人兵士の身元および消息を絶った米航空機墜落現場の捜索に数十年を費やしてきた。
写真にイアハートが写っているとの番組の主張に対しては、日本国旗や日本兵の姿がないことを引き合いに、同氏は当初から懐疑的な姿勢を示していた。
イアハートとヌーナンは、パプアニューギニアのラエ(Lae)を飛び立ったのを最後に消息不明となった。2人が乗った双発機「ロッキード・エレクトラ(Lockheed Electra)」は、燃料切れのため孤島ハウランド(Howland)島近くの太平洋上に墜落したとの見方が有力となっている。(c)AFP