【7月25日 AFP】イスラム神秘主義のスーフィー教寺院やマンゴー園などで知られるパキスタンの都市ムルタン(Multan)。ここには、ロボットウエートレスが接客をする国内初のピザレストランがある。

 ラビア、アニー、ジェニーは、レストラン「pizza.com」で働くロボットウエートレスだ。客を出迎え、ピザを運ぶ。オーナーのオサマ・ジャファリ(Osama Jafari)氏(24)は、このロボットウエートレスが大きな反響を呼び、ビジネスの拡大にもつながったと話す。

 ロボットウエートレスのアイデアは、動画で見た中国のロボットウエーターから着想を得たという。パキスタン国立科学技術大学(NUST)で工学を学んだジャファリ氏は両親の支援を得て試作品の制作にとりかかり、60万ルピー(約63万円)をかけてロボットを完成させた。

 現在、ジャファリ氏は次世代ロボットの発明に取り掛かっている。次のロボットはより客との交流ができ、質問にも答えられるようになるという。彼の家族がハイデラバード(Hyderabad)で経営する他のレストランでも活躍させたい考えだ。(c)AFP