【7月10日 AFP】1週間以上にわたる豪雨に見舞われた中国中部・湖南(Hunan)省で洪水や土砂崩れが相次ぎ、少なくとも63人が死亡、住民160万人が避難生活を余儀なくされている。地元当局が10日、発表した。

 湖南省民政庁の副庁長は声明を発表し、11日間続いた雨で家屋およそ5万3000棟が全壊し、35万棟近くが著しい損壊、または一部損壊の被害を受けたと述べた。また土砂崩れや土石流、家屋の倒壊で少なくとも63人が死亡、20人以上が行方不明となっており、被害規模は56億ドル(約6300億円)相当に上るという。

 中国中部と南部では先月以降、大雨による大規模な洪水被害が続いている。(c)AFP