【7月7日 CNS】皿割り、枕投げ、瞑想(めいそう)……今年の夏休み、ストレスのたまった都会の人たちへ贈るアトラクション「第1回・魔都(上海の別名)ストレス発散展」が南京東路(East Nanjing Road)の上海新世界大丸百貨(Shanghai New World Daimaru)でオープンし、上海(Shanghai)で暮らす人びとにユニークな方法でストレスを発散してもらうイベントが行われている。

 3日は月曜日にもかかわらず、多くの人が来場した。入り口付近にはストレスチェックができる5つの壁が設けられており、どの壁も動いて見えなければストレスは「ゼロ」、5つの壁が動いて見えれば「重度のストレス」。ストレスレベルごとに色分けされた手形で来場者のストレスチェックの結果が展示されており、「重度ストレス」を表す赤色の手形が圧倒的に多かった。

 枕投げスペースでは、枕投げをしたり横になって休憩したりする若者たちの姿が。皿割りスペースではパリンパリンと食器の割れる音が響く。皿を割るという普段はできない体験がやはり人気のようで、日曜日には200枚近い食器が割られたという。

 開催中は、割られた食器の破片はそのままの状態で放置される。イベント終了後に、芸術家の手によってオブジェに変身する予定だという。

 また、母親の胎内をイメージして作られた「小屋」を体験した参加者は、「中は真っ暗でとても安心感がある。中で1日ずっと横になっていたいぐらい」と話す。

 猫と戯れることができるコーナーは女性に一番人気で、ブリティッシュ・ショートヘアの猫たちが参加者を癒やした。イベントは8月13日まで開催予定。(c)CNS/JCM/AFPBB News